メニュー

水いぼの患者様が増えてきました。

[2023.06.02]

≪水いぼとは≫

水いぼ」は、7~8歳くらいまでの子どもによく見られるウイルス性皮膚感染症で、伝染性軟属腫と呼ばれます。

ウイルスが皮膚の小さな傷や毛穴から感染することによって体に小さなイボができるのです。

水いぼイラスト/無料イラストなら「イラストAC」

≪症状≫

・お腹や背中に約1~5mm大の光沢のある柔らかいイボができ、中に白くてドロっとした液体が含まれます。

・皮膚同士の接触やタオルなどを介して皮膚のごく小さな傷や毛包から感染します。

・アトピー性皮膚炎など皮膚のバリア機能が低下している方に多くみられます。

・皮膚に小さな丸いいぼができる以外は特に症状はなく、かゆみや痛みもありません。

・基本的に約1年くらいで自然治癒することが多いものですが、水イボが消える速度よりも次々と水イボが拡大していくスピードの方が速いので

 まれに全身に広がって悪化することもあります。

※水いぼはプールの水などを介した感染はないとされています。共用のタオルやビート板などには注意が必要ですが、「過度に神経質にならなくてよい」が今の考え方です。1999年に学校保健法施行規則が一部改正され、「水いぼ」は単に「通常登園停止の措置は必要ないと考えられる伝染病」に分類されました。「原則としてプールを禁止する必要はない」とされています。

 

≪水いぼの治療≫

水いぼは、基本的には1年以内にほぼ自然治癒しますが、お子さま自身が見た目を気にして、隆起している水イボを誤って引っかいてしまったり、つぶしたりしてしまうと

中のウイルスが飛び出してしまうので、ほかの子どもにうつしてしまう場合もあります。

当院では、水イボの数や大きさ、部位・お子さんの年齢、協力して治療を受けられるか、などを考え、適切な治療を提案させていただきます。

 

★当院の水いぼの治療は2つあります。

①専用の小さなピンセットを使って、中のウィルスを取り除く治療法

処置前に痛みを緩和させるテープを使用しますのでお痛みが感じにくくなります。

処置をする約1時間前に、肌にぴったりと下記のテープを貼り、目立っている大きな水イボを取っていきます。

水イボ除去の際、安全に除去できるよう、スタッフがお子さまの体を支えることがございます。体を押さえつけ、無理に取ることはいたしませんのでご安心ください。

 

②水イボクリームを塗布する治療法

上記の水イボ専用クリームを塗布する治療法です。このクリームは銀イオンが含まれており、強い抗菌作用があります。

2カ月~3か月ぐらい塗り続けると水イボが消退していくこともございます。

治療に時間がかかりますが、小さく水いぼが多発しており、ピンセットでの除去が難しいお子さまはこちらのクリームもおすすめします。

※こちらのクリームは保険適用外となります。自費購入:15g ¥2200

 

≪水イボの予防≫

・肌の清潔を保ち、クリームなどで保湿しましょう。肌のバリアを作っておくと、うつりにくくなります。

・水イボを見つけたら、触らずにご相談ください。傷つけないように皮膚をカバーするような服装もおすすめです。

 

診療予約は必要ございません。お気軽に受診・ご相談くださいませ。

早稲田通り皮フ科

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME