🦟とびひ(伝染性膿痂疹)について
梅雨明け間近、夏がはじまります!
お子さんは半袖・短パンでお外で遊ぶ機会が増え、虫に刺されることが多くなってきたのではないでしょうか?
あせもや虫刺され、小さな怪我でできた皮膚の傷に細菌が入り込み感染するととびひ(伝染性膿痂疹)になることがあります。
とびひには水ぶくれができる(水疱性膿痂疹)と、かさぶたができる(痂皮性膿痂疹)の2種類があります。
とびひとは・・・
・初夏~夏にかけて小児に多い。
・かゆみを伴う大小の水疱・ただれ・かさぶたが出来る。
・掻きむしった手を介して、水ぶくれ(水泡)があっという間に全身へ広がる。
・接触により人へ感染する。
・時に発熱、リンパ節の腫れ、喉の痛みもある。
※アトピー性皮膚炎の方は、皮膚のバリア機能が低下しており、とびひにかかりやすいので注意しましょう。
※幼稚園・小学校では登校禁止の場合もあります。
治療
症状が軽い場合は抗菌薬の入った塗り薬を使用します。
症状が全身にみられる場合、抗生剤の飲み薬も併用します。
3日経っても改善しない場合、耐性菌が原因となる可能性がありますので、抗生剤を変更することもあります。
感染を防ぐため、水疱をかきこわさないようにして、ご家族やお友達とのタオルの使い回しを避けましょう。
お風呂はシャワー程度とします。
気になる症状があれば、早めに受診しましょう。
早稲田通り皮フ科